【海底熟成ワインの3つのなぜ?】熟成が進む仕組みや楽しみ方紹介!

海底熟成ワインにはなぜ多くの魅力があるのか…。海底熟成ワインに興味を持ったばかりの人には、隠された魅力を知りたいと思う人が多いのではないでしょうか。

海底熟成ワインについての疑問を知ることで、さらにその魅力を感じることができ楽しみ方も増えますよ。海底熟成の仕組みを解説するとともに、海底熟成ワインの3つの「なぜ」を解説します。

海底熟成ワインのさまざまな「なぜ」は、美味しさや楽しさを拡げるツールです。贈り物などにもぴったりですので、簡単な知識を抑えておきましょう。

目次

海底熟成ワインの「なぜ」を紐解く前に…海底熟成の仕組みを知る

海底はなぜワインの熟成に適しているのでしょうか。ワインの熟成方法は一般的に、木樽を使用することが想像できます。では一体、海底熟成ワインはなぜ、地上と海底という条件が正反対な場所で熟成を行うのでしょうか?

海底はワインの熟成に最適な環境

海底は、深さによって気圧が変わってきます。

当社の場合、海底20mの深さに沈めているため。地上1気圧にプラス2気圧がかかっており、地上の3倍の圧力がかかる環境となります。一概に、どのぐらいの速さまでは測定ができないのですが、地上環境の3倍の圧力の中で、熟成を行なっていることになります。

それに加え、海底では波のゆらぎによる微振動が起こっているため、その微振動によりワインの分子レベルでの均一化が促進され、熟成がより早く進むと考えられています。

海底はワインの保存庫としても最適

海底熟成に選ばれる場所は、水温が15℃前後から高くても18℃ほどになります。この温度はワインの劣化を防ぎ長期保存するために最適な温度なのです。

さらに、海底は水面から距離があるため紫外線が届きにくく、その点もワインの保管環境として適しています。プランクトンが多く生息し透明度が低い海底も、より紫外線が届きにくくなるため海底熟成に選ばれています。

海底熟成に関する3つの「なぜ」!疑問を紐解くとより楽しめる

海底熟成ワインをより楽しむための秘訣は、その魅力の謎を紐解くことです。

海底熟成ワインの大きな魅力は美味しさと環境への優しさにつながる製造、そしてお酒の価値を上げる革新的な方法であることです。海底熟成ワインの3つの「なぜ」にお答えします。

海底熟成ワインはなぜ美味しくなるの?

海底熟成ワインはなぜ美味しく変化ができるのか…。答えは海底の「水温」「紫外線」「湿度」「振動」にあります。理由としては、ワインを保管するための適切な温度と湿度を海底は保つことができるため、ワインを劣化させる紫外線が届かないから、ということが考えられるでしょう。

海底熟成させることでワインの香りは華やかになり、まろやかでコクがあり角の取れた味わいになります。海底の微振動でワインの成分であるタンニン、酸、果実味などが分子レベルで混ざり合うため海底熟成ワインは美味しくなるのです。

海底熟成ワインはなぜ地域活性化に繋がるの?

多くの企業や団体は海底熟成ワインの製造を通して、観光振興や地域活性化のために様々な試みをしています。

大分県佐伯市鶴見では水産業の振興を目指し、牡蠣養殖のための海域を有効活用して海底熟成ワインを製造しています。地元の海でできる新しいことを若い世代の漁師に提供することで、水産業振興の目的で行われています。

神奈川県三浦市小網代では地域活性化を目的とした「小網代湾海底熟成ワインプロジェクト」を開催しています。消費者が好きなワインを持ち込むことで、小網代の海底熟成ワインと交換できるという試みです。

宮城県南三陸では海底熟成ワインの売り上げ金の一部が、南三陸の海の海洋環境美化のために使用されました。これは日本財団による海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト」の一環として行われたものです。

弊社では宮城県女川町で海底熟成作業をしております。海底熟成ワイン事業をすることで、地域での雇用創出や被災地復興への願いを込めています。

海底熟成ワインはなぜ注目を集めているの?

海底熟成については海底の環境と微振動が味に変化をもたらすことがわかっています。しかし、ワインの成分がワイン自体にどのような影響を与えるのかについては世界中で研究が進められています。その美味しさの原理は常に注目を集めているのです。

またお酒の価値を上げる新しい方法として海底熟成は注目されています。海底熟成にはワインだけでなくウイスキーや日本酒なども相性が良いといわれており、その汎用性は新しい形で企業へと提供されるようになります。

自社のお酒の価値を上げたい、販売しているお酒の価値を上げたいと考える企業に対し海底熟成の設備やサービスを提供する試みをされています。

楽しみ方もさまざま!特別な日に飲むだけでなく贈り物にも

疑問が解決すると、海底熟成ワインがなぜ人気なのか…その魅力も理解できるでしょう。

そして海底熟成ワインの「なぜ」には美味しいだけではない一面もありましたね!海底熟成ワインの楽しみ方も覚えておきましょう。

購入後も熟成を進めて味を深める楽しみ方も

海底熟成ワインは購入後の自宅でも熟成を深めることができます。ワインセラーでの保管が最適ですが、14℃前後の温度を保ち湿度はなるべく75%以上の場所で保管するようにしましょう。また横に寝かして置くことで酸化や蒸発を防ぐともいわれています。

海底熟成ワインは飲む前の12時間前に栓を開けるか、デキャンタなどにうつして一度空気に触れさせることもおすすめの美味しい飲み方です。 

自然が作る美しいボトルは贈り物にも最適

海底熟成ワインのボトルは一つ一つ丁寧に洗浄されていますが、海底に置いてあった名残として石灰藻​藻やフジツボがついた世界で一つだけのデザインをしています。

自然が作り出したアート作品としても楽しめるボトルは、贈り物の記念ボトルとしても好評いただいています。

加えて、ワイン好きな人に贈る場合は「どのワインがいいかわからない…」と悩んでしまうことも多いと思います。そのような相手にでも「海底熟成ワイン」はぴったりです!ワイン好きの心をくすぐる楽しさが詰まっていますよ!

まとめ

海底熟成ワインの不思議について、今回は解説しました。

海とエネルギーを交換するお酒とも呼ばれている海底熟成ワインの奥深い魅力は、今後もあらゆる方向から明らかになるでしょう。ぜひ大切な人への贈り物に、特別な日のために購入してはいかがでしょうか。

海底熟成ワインで、特別なひとときを。

高級ワインは、飲み頃を迎えるまでに時間がかかると言われています。
その長さは、収穫されてから10年、20年というのも珍しくありません。

それだけの期間を地上で熟成させるためには、
適切な湿度と温度管理、そして暗闇という条件が欠かせません。

その膨大な時間をかけたヴィンテージワインが高値になるのは仕方がありません。

でも、この期間をワープする事が出来たらどう思いますか?

それこそが、海底熟成ワイン「ヴィンクロ・エテルノ」の魅力です。

  • 海底20mという地上の3倍と言われる水圧
  • 適切な水温と光を通さない海底環境
  • 海の揺らぎ

これらを経験したワインは、
まるで、何年もの熟成を経たような、味わいを創り出します。

一度、ご経験された方は何度もリピートいただけるようなワインに仕上がっております。

大切な人との、特別な時間に。是非ご賞味ください。

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